2020年の節分会(せつぶんえ)

今年も節分会(せつぶんえ)を賑やかに開催しました。

実施した2月1日(土)は、毎年、大寒から立春に移ろう時期で1年のうちでも最も寒い頃とされています。でも、今年の節分会は“春うららか”な穏やかな日和に恵まれました。

節分とは、まさに季節の変わり目を指すものです。昔から季節の変わり目は悪い病気が流行ったり、災いが起こることが多いとされてきました。昔のひとは、その厄や悪い病気を鬼に見立てて、福豆で邪気を追い払う習わしを行ってきました。それが豆まきの由来と伝わっています。

この季節、毎年インフルエンザが流行します。今年はインフルエンザに加え、新型の肺炎が世界中で猛威を振るっています。一刻も早く、こうした「邪気」を追い払いたいものです。

当日の節分会は、多くの子供たちと父兄のみなさんで大賑わいとなりました。まずは、体育室いっぱいに広がってお面づくりをしました。作ったお面を頭に乗せ、大小4体の鬼が会場に現れると、思いっきり豆をぶつけていました。ぶつけられた鬼たちは、悲鳴を上げ体育室内を逃げまどうばかり。大げさに逃げまどう鬼たちの愛くるしい仕草は、子供だけでなく大人にも大うけでした。

一番のお楽しみは、ほっかほっかのおしるこタイム。地区センターで用意したおしるこを、全員に無料で振る舞いました。中には、3杯、4杯のおしるこをねだる様子も見られました。

今回で27回目を迎える節分会。このイベントの運営を第1回からずっとご支援いただいているのが地元のボランティア団体「おやじの腕まくり」の皆さん方です。この日も10名の皆さんに大変お世話になりました。また、昨年より地区センターで活動されている鼓鳥風月の皆さまには和太鼓の演奏で盛り上げていただいたり、ガールスカウト神奈川79団ジュニアの皆さんにもご協力いただきました。本当にありがとうございました。

地元に根付いたこの伝統行事。子供たちの眼には、どのように映ったでしょうか。

館長 篠原正美